仕事を辞めて、ていねいな暮らしをしてみてわかったこと。

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こんにちは、田舎生活をゆるりと楽しんでいるアヤ(@blueeb1uee)です。
 
みなさん最近どんな暮らしをしていますか?
 
仕事や家事に追われて忙しかったり、なんだか時間に追われていて気付けばあっという間に年末みたいなライフスタイルを送っていたりしていませんか?
 
最近ゆっくりご飯を味わった時間を持ちましたか?
最近ゆったり自分の時間を持ったのことはありますか?
 
今日はわたしがなぜ ”ていねいな暮らし” を意識して生活し始めたか振り返りながらお話しします。
 
■目次
 

ていねいな暮らしを目指そうと思ったきっかけ

 
20代後半で留学真っ只中、大学卒業をかけて毎日いっぱいいっぱいで生活をしていた。
 
オーストラリアで永住権申請を無事に終えて仕事探しで疲れてしまったとき、なんとか見つけた仕事を半年くらいで離れようと決めたとき、すでに自分のことがわからなくなっていることに気がついた。
 
なにがわからないって、例えば自分の好きな音楽、色、趣味、なにを楽しいと感じてなにがしたいのか、最後にいつ元気な自分であったか、最後にいつ心から笑ったのか。
 
自分のことなのにわからないことばかりで、なんだか可笑しくなったのを覚えている。
 
心身一体って言葉があるけど本当に体が崩れたら心にも影響はでて、心が崩れたら体に変調をきたすのだと実感した時期だった。
 
ストレスが知らぬ間にさらさらと重なっていったのか、原因不明の皮膚疾患、職場からは感染症にかかった。医者の話によると免疫力も落ちているらしかった。
 
もやもやした気持ちと不調が続いたことがきっかけで、過去数年の留学・海外生活をゆっくりと思い返した。
 
気づいたことは、”わたしは長い間、ていねいに生きていなかった”だった。
 

わたしにとっての ”ていねいな暮らし”

 
わたしの中での ”ていねいに暮らす・生きる” を定義するとしたら、それは今までの生活の中、時間に常に追われるような気持ちで流れ作業のようにしていた
日々の行為(タスク)を意識して丁寧に行うこと。
 
大きな変化を起こすにはそれに見合った大きなエネルギーが必要で、大きく一気に変えようとするとなんだかさらに疲れてしまって続かなさそうで、小さなことから始めてみようと思った。
 
例えば、朝食を食べるときいいなと思うBGMを流してみたり、いつもより少し時間をかけて食事を味わうようにしたこと。
 
前までのわたしは朝食のときにコーヒーをぬるめに作っていた。その方が食べ物を口にかきこんで飲み干しやすかったから。おいしく食べるよりもいかに早くお腹を満たして食事を終わらせるかを意識していた。
 
自分なりの”ていねいに食べる”を意識して食事すると、なんだか色のなかった生活にほんのり明るさが戻った気がした。
 
他には仕事を辞めて時間があったのでヨガをはじめてみた。やってみると、どれだけ普段自分の呼吸が浅く、肩が緊張して上がっているかに気づいた。
 
心も身も一体でつながっている、緊張や不安な状態であればそれはそのまま体に現れるからおもしろい。話したくないなぁ、というとき無意識に両腕を体の前で組んでいたり、面接の前に不安や緊張でいつもより髪を触ってしまったり。自分の内側に意識を向けることで、体や心のサインに少しずつ気づくようになっていった。
 

ていねいな暮らしは人生の質を上げる

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ていねいに暮らすは、一日いちにちの小さな選択の一つ一つに意識を向けて自分にとっていいもの・ことを選ぶことで人生の質をあげることだと思う。
 
恵まれたことにわたしには、どこで働く・住むを選択できる環境にいる。だから生活のためだけに選んだ仕事や情熱をそこまで持っていないことに必死こいて、心身削って毎日時間に追われてしまうような日々をわたしの人生にはしたくない。
 
人によって境遇は違うし持っている選択肢もそれぞれ違うと思う。でもそこに何かしら選べるものがあるならわたしは選んでいきたい、その選択が少しでもわたしにとっての”ていねいな暮らし”に繋がるなら。
 
だって、ていねいな暮らしは、わたしにご飯の一口ひとくちを味わう瞬間を思いださせてくれた。
 
ていねいな暮らしは、わたしに自分の身体に意識を向けて体の声を聞き向き合うことを教えてくれた。
 
ていねいな暮らしは、わたしに今この瞬間を生きるあたたかさや楽しさを伝えてくれた。
 
あなたにとっての”ていねいな暮らし”とはなんですか?
 
あなたにとての”ていねいな暮らし”は、あなたに何をもたらしてくれますか?