アリススプリングス滞在16日目、仕事を辞めた話。

こんにちは、アリススプリングスにきてから3週目ももうすぐ終わり。新しい2つ目の仕事が始まってまもないのですが、シフト2回目を終えた次の日に辞めてきました。

辞めるまで

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辞めたのは朝メインでシフトを入れていた仕事。ワクワクとしていて、遠足の前日眠れなくなるみたいな気分でいた前夜。少しの不安と新しいことを学べる機会に感謝して向かった行きの道。実際に始まってみると、5分も経たずに本当になんだろう、直感で合わないってすぐに感じてしまった。

あぁ、これは続かないやつだ・・。

仕事の内容が難しいとかそういうことではなくて、本当に直感。何かが合わない。

初日は4時間だけだったのだけど、なんだかどっと疲労を感じる。携帯をチェックすると夜の仕事のマネージャーから連絡が入っていた「もし、時間の都合がよければシフトをカバーできるかい?」、「Sure!」と喜んで答えた。

たったの4時間で体も心も重かった朝の仕事だけど、もう一つの方は全然平気。そのあと数時間お手伝いして、夜もよかったらまたシフト入らないかいと聞かれて喜んで働いた。体は疲れを感じるけど、心は元気。

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次の日にはまた、朝の仕事。仕事をもらえたことは感謝しかない、それでも自分で驚くほど憂鬱な気持ちで、心が沈んでいく。

頭ではせっかくチャンスを貰えたんだから、早く仕事を覚えよう。気持ちを切り替えて自分なりに楽しさを見つけよう。大丈夫!なんて自分に言い聞かせる。

そして迎えた2日目の朝、心はやっぱり沈んでいる。物事は自分の捉え方で、感じ方からなにまで変化するものだと思っている。だから何度も自分に言い聞かした、「大丈夫、今日は昨日よりよくなる、どんどん仕事の楽しさもわかってくる、Everything will be allright! be happy and appriciate what I have been given」、気合い入れて勇んで向かった2日目。

結果、途中で具合が悪くなりトレーニング受けてたセクションから違うセクションへ移り、なんとかシフトは終えた。気がつくとホステルに戻る前にスーパーに寄って甘いものを探す自分「チョコレート・・・チョコレート・・」。

まるで前に看護師の仕事をしている時の自分を思い出す。仕事終わりのチョコレート、ストレス感じてチョコレートを食べる、食べて「はぁぁぁ」と息をつく。ストレスで上がった肩がチョコレートの甘さで力が抜けていくあの感覚。

なんだこれ、こういう生活はしないって決めたんだけどな。お金は必要、でもこのままの気分で日々仕事に向かうのは違う。

仕事は運もタイミングもある。だから仕事はもらえたらそれだけでまずは嬉しい。去年はすごくハッピーな気持ちで仕事をしていた。体力的にしんどい時もあったけど毎日楽しく過ごしていた。だから今回、自分の感覚にすごく驚いて戸惑った。あれ、わたし仕事辞めてから働いてないから何か変わったのかな?仕事ってこんな感覚だったっけ?

2日間という短いようで私にはとても長く感じた時間、久しぶりに落ち込んで悩んだ。お金また少し貯めたいし、もう少しだけ続けてみたら何か変わるかもしれないし。

それでもこれから長期で続けていく仕事。憂鬱な気持ちで向かう場所なら続けたくない。雇用主にも他の従業員にもなんだか申し訳ないし、そういう気持ちで日々を送る自分にもなんだかごめんってなる。

このまま続けるって選択は過去と同じこと繰り返すに繋がってる。文句が出そうになるくらい憂鬱ならいっそのこと辞めてしまった方がいいとも思う自分もいる。 

 

考えて、結局2日目の夜に朝の仕事を辞めることを決めた。

もう朝の仕事に行かなくていいんだと思ったら心からほっとした。

仕事が始まってすぐだけど、面接から手続き、トレーニングなどに時間を割いてもらっている。できるだけ失礼なことはこれ以上したくないので早めに連絡をとり直接会って、仕事を辞めたいことと理由を伝えてきた。あー緊張した。

 

仕事を辞めた朝

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ホステルに戻ってきて部屋にいたルームメイト達に辞めてきた!って話をしたら「そっか、よかったね!だって、ここに着いた頃はすごいハッピーで元気だったのに、あの仕事始まってから10%しかバッテリー残っていませんみたいな顔になってたもんね」と言われて皆んなで笑った。

辞めてから数日、やっぱり後悔はなし。

その後にすでに決まっていた3つめの仕事がいいタイミングで始まって、辞めた方の仕事で感じたあの感覚はなんだったのかってくらいに、元気で楽しく働いている。心が軽い。

みんながみんな同じレベルで同じように仕事に向かえるわけではない。すき、苦手も違う。合う合わないも、耐性も全部ぜんぶ違う。あの人にできて私にはできない(同じように同じレベルで)ことたくさん。でも、わたしがわたしで産まれて現在のわたしがわたしで在るように、考え方も捉え方も感覚もただ違うそれだけなんだって思ったら、やってみて自分にはただ合わなかったんだな、わかってよかった。一つ知れてよかった。そんなアリススプリングス16日目の夜でした。